そるずのブログ

140文字に収まりきらないなんかを書いたりする

BeatmaniaⅡDXを知らない人でもBEMANI PRO LEAGUEを見てくれという話。

6月に始まったBEMANI PRO LEAGUE(以下BPL)も今日10月2日のファイナルステージをもって今シーズンが終わった。
これを見終えてBeatmaniaがわからない人でも、音楽ゲームあまりわからん勢にも見てほしくなったために今回の記事を書きます。
というより20年以上積み重ねた名曲達がみんないいからとにかく見ろ。
なお、筆者の実力は最近四段になった程度のため技術面での解説は省略します。

前段

1.ゲーム世界と融合する大会

このBeatmaniaというゲームはプレイヤーがDJとなり、サンプラーを模したボタンとレコードを模したターンテーブルを操作するゲームである。
そして対戦の間にResident DJであるkors k氏が音楽を繋ぎ、対戦のカウントダウンと共に音が対戦シーンへと入れ替わる。これによってDJが入れ替わって音楽を繋いでいるような感覚となり、ゲーム内での世界と一致しているように見せられる。開催前に『eSports×音楽』を明言していることもあり、魅せる興行としてのBPLという立ち位置を明確に示している。また、大会内でDJ含め使用されている楽曲のほとんどが実際に現在ゲームセンターで稼働している筐体でプレーできるため、大会内でかけられた曲を真似して実際に経験できる点も魅力的。

2.音楽ゲームでの対戦について

通常、音楽ゲームにおいて相手となるのは「譜面そのもの」であり、対戦相手の「人」に対して働きかける要素は一部機種を除いて存在しない。
そのため、対戦という分野で相手そのものに関して関与する術がないという点では陸上や水泳が競技性としては近いものと考えられる。
また、今回の機種であるBeatmaniaというゲームでは理論上の最高得点を取るということが非常に難しく、具体的に言えば落下してくるオブジェクトであるノーツを最高判定であるP-GREATの判定で取るためには判定の芯から±0.016秒のズレまでしか許容されない。
こういった事から、10年以上前に出た最高難易度であるLV12の楽曲で昨年の1月7日に初めて満点が出た際は騒ぎになったほどである。
その上で譜面の特性によるジャンル分け、数少ない干渉要素である選曲による優位の確保といった点でより競技的に、より選手たちの個性が引き立つように構成されている。次のパートではこれらの要素について詳しく書いていく。

本編

1.ジャンル分けで引き出される個性

BPLにおいて使用される曲は以下の6ジャンルに分けられる。
・NOTES(ノーツが多く落ちてくる譜面)
・PEAK(一部分で他と比べてノーツの落ちてくる数が多い)
・CHORD(同時押しが多い)
・CHARGE(長押しが多い)
・SCRATCH(ターンテーブルの操作が多い)
・SOF-LAN(曲の途中で落下速度が変化する)

用語集 | BEMANI PRO LEAGUE 2021
詳しい解説は上の公式HPに譲るが、これら6つのジャンルの中で選手たちは己の武器となる曲を選定する。
そして対戦ごとにジャンルと難易度帯があらかじめ選定され、各チームに所属する選手は出場のためのコストを消費して相手チームと戦っていく。
重要となるのが、『コストと出場回数が足りているならば、自分の得意分野のみ出場できる』という点である。
当然ではあるが、この場に選ばれるほどの選手達といえど得意、苦手は存在する。
例えばノーツの多い重量級の譜面に強い選手、逆にノーツが少ない低中難度帯で強い選手、SCRATCHやSOF-LANといった癖の強い譜面に対して強い選手。
そして、先ほどジャンル分けがなされていると書いたが実際にはシステム上設定されているジャンルと違う部分に難所がある「脱法曲」と称されるものもあり、コストの都合上等で得意ではないジャンルで出たとしても勝ち星を挙げることもしばしばある。
極論を言えば「全ジャンルそれなりに戦えるオールラウンダー」よりも「他のジャンルは平均以下だがほぼ負けないジャンルがある」ということが許容されるのがBPLの面白いところである。

2.試合形式による戦略性

大会ルール | BEMANI PRO LEAGUE 2021
またも詳しくは公式HPを参照してほしいが、ここではファーストステージ、セカンドステージの形式について書いていく。
簡潔に説明すると試合では両チーム3人の選手が出場して各選手が1曲ずつ選出し、先鋒戦は1曲勝利するごとに各1pt、中堅戦は2pt、大将戦は3ptで獲得点数の多いチームが勝利する。
この形式で重要なのは少なくとも相手の選曲や大将戦でポイントを獲得できなければ最高でも引き分けにしかならないという事、1対1の戦いであるという点にある。公式大会であるKACでは4人での戦いとなるため3人を相手にする必要があるため、結果として得意な曲にフォーカスが当たる。対してBPLにおいては相手は1人。たとえ自分が苦手な曲でも相手が超苦手であるならば、勝つための武器の一つとして成立するのである。無論、相手が絶対に越せないほどの記録を安定して出せるならばそれも武器として成り立つ。
そのため、対戦前からいかに自分が得意かつ相手が苦手な曲を選べるか、相手の選ぶ曲を予想してそこに対応できるかといった点、そして相手の選曲を変更できる『ストラテジーカード』の存在。これらの点によってより対戦そのものが奥深いものとなっている。

3.1対1ゆえに引き立つ因縁

あくまでチーム戦ではあるものの、対戦という意味では1対1で互いに曲を選んで戦う形式であるために、『昔から競い合った2人の激突』というものが明確に出る。前項では公式大会について多少説明をしたが、「音楽ゲームの大会」という点では店舗内で行われる小さな非公式大会も数多く存在する。その中で競い合い、磨かれたものが時を超えてBPLという舞台で激突するというシーンがあり、「個人」へのフィーチャーに対して奥深さを与えている。他にも『BPLプレ大会で何度も戦った2人が4度目の激突』や『時代をすれ違った王者と大魔王の戦い』といった様々なシーンが存在し、それぞれが「アチアチ」な戦いを魅せている。

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本項の因縁が語られる。

とにかく見てくれ

簡単ではあったが今回のBPLの魅力について書いたが、正直に言えば見たほうが早い気もするので以下に動画を用意する。
https://youtu.be/rAu6HhkVEls
勝戦のURL。極端にネタバレが嫌いじゃない限りここから見ていい。

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DJ時の曲名表示や曲終了時のチームの声が入ったりと個人的には予選的位置から見たいならここかなあといった感じ。

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大会はともかくとしてまずは純粋に曲を楽しみたい人向け。セカンドのノーコメンタリー版待ってます。

youtu.be
舞台裏系が好きな人向け。ここからは少ないと思うけど一応。

本当はさらに各チームの発信とか色々書きたかったけど書いたら一生終わらん気がするので書けたら別記事に書きます。

【俺からの虹色レター】過去を旅した話。

細かい企画の説明とかは前回のこれをどうぞ。

【俺からの虹色レター】「アイ」と向き合って、前に。 - そるずのブログ

 

今回の音源コンセプトの「プロデューサーとしてでない私からの感情」についてですが、実のところ第一回に送ろうとして没にした原稿のプロトタイプとしてはありました。

けど勝手の分からない状況でどこまで解放していいものか。そんな感じで没になり、置きにいった原稿もなんやかんやで没案になりと。

それでいざ聞いてみたら「なるほど、ここまでやっていいのか」となって。それでもあの時送った音源について後悔はしてません。だって千夜ちゃんかわいいじゃん。

 

話が逸れましたが第二回音源の始まりはここからでした。ですが送る対象を小日向ちゃんとするか迷いました。

某所の部屋を見ている人は分かると思いますがまあはい。小日向ちゃんにだいぶ「分からされ」をしていたりしたのでそのあたりの割り切りとして出すか悩みました。それで軽く構築していたら『これ比重変えれば虹色じゃなくても出せない?』という壁をどうしても超えられず、いろいろありながらこうなりました。多分第三回は小日向ちゃんで投稿すると思います。

 

音源中身についての話ですが、初期設定は「飛鳥と出会わなかったif」として書く予定でした。さすがに辛すぎたので変化し始めた時の時系列として書きつつ4thで飛鳥に会った話までやろうとしたら記憶が飛んでるわ時間足りないわで削られて始まりと深淵飛鳥の話に落ち着きました。

 

音源内でも話したけどそもそも飛鳥に会っていないとしたらこんな感じの記事書いてないし、そもそもここまで続けていることもないと思います。それぐらい飛鳥に変えられました。あすかゆるさない。

もしもデレマスに関するこれまでの記憶全部消えてもう一回やり直したとしたら、多分飛鳥には会えるかもしれないけど他の担当は全員違う可能性まであります。輝子と小日向ちゃんはともかく千夜ちゃんとか絶対担当になってないと思う。

なんだかんだで足りない気もするけれど飛鳥への憧れを少しは整理できた気のするなにかでした。

 

最後に∀lterΣgo名義について。

『プロデューサーとしてではない自分自身として分割したもの』ということでAlterEgo名義にする案自体は元からありました。本来のそるず名義にするか迷ったものの音源自体のコンセプトを考えて、過去から現在の「全て」を「合わせて」分割したものとして∀lterΣgo-sとしました。可読性がクソですまん。

こんな感じで第二回振り返りは以上。もし第三回があったらまたいつもの名前に戻ると思います。

 

 

おまけ

BGMとして過去を辿る航海をコンセプトとしている『Xroniàl』を流すか5秒迷ったものの工事現場みたいな曲をBGMにしたらシリアス寄りの音源が台無しになるということで没に。妥当。

 

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当時の流れ星グルーヴ記録。懐かしいなあ……

俺達の夢ソン生に曲を送りました。

Q.俺達の夢ソン生とは何ですか?

A.Pとアイドルの関係性でお互いに刺し合う仁義なき感情暴力大戦といえばだいたいあってると思う。

 

というわけで少し刺してきたのでここで色々書きます。

 

3日目 OPテーマ(6/14追記)

I/黒魔

https://youtu.be/Ga1p_Ryx0lM

上に貼ったI配信時のムービーが感情をテーマにしていたのでなんかいい感じにしました。

「激情」のLast Resortも候補に入っていたが曲としては好きだけどあまりOPともEDとも言い難いため結局この曲に。

また、サビ前の音はモールス信号で「TKS(Thanks)」とアイドル→Pへ、P→アイドルへの言葉か、それは聞いた人に任せます。

 

画像が小日向ちゃんな理由は半分趣味、2割くらいはムービーの宇宙みの再現、残り3割くらいはだいたいこのへんのせいです。


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小日向ちゃんとお昼寝したいなあ……

 

【すごいどうでもいい余談】

本当に個人的な話なんですけど初披露された7thKACでの曲が終わった瞬間の明暗の分かれた2人とか最後に手がホームポジションに戻る部分も結果的に合ってたなあと感じたり。

 

1曲目 3104←中野有香

ふたりでみるユメ/サキュバス(CV.山崎はるか)

Bメロ地帯で殴れば3104さんは死ぬと信じてた。

夢想からさめた先でももう一度積み上げていけばいい。まあそういう事です。

実は予告の段階でこの組み合わせを送ろうとは考えていたものの、この曲自体の元々のストーリーを踏み倒していないかなど送れる時間になるまで相当悩んだ曲。それでもそういう感情あるでしょうという事で送りました。

あとサキュバス有香を想像するのはすごくわかる。正直前情報なしで投げられたら俺だって想像する。誰だってそうなる。

 

【余談】

【メギド72】ソロモン誘拐事件・悪夢編(復刻版) 1/4 - ニコニコ動画

元々のストーリー。このイベントストーリーの終了後にステージ選択のBGMがこの曲になってソロモン王が大量死んだのはゆうめいなはなし。私も死んだ。

 

2,3曲目 戯念&綾瀬穂乃香

Believe (y)our Wings {VIVID RAYS}&{GRA5P WAVES}/RASIS COLORS & GRACE COLORS


虹色レターで好きを探す旅を出されたのでやるしかなかった。

・VIVID RAYS

コメントで2曲目のGRA5P WAVESへの布石を打ちながらまず一刺し。特に「信じてなんて言わないままその手引いて影さえ連れて飛ぶよ」の部分がある日ふと気づいた時のイメージとして、普段表に出してないような影も全部ひっくるめて一緒に飛んだような感じがすごくそれらしいなと。

画像は曲のコンセプトを考えたら5人版TRUE COLORSから持ってきても良かったかもしれない。(2曲目は一緒に飛ぶようなイメージでGRAND版のシーンを採用。本当は手を繋いでいる所を撮ろうとしたけど手を繋いでいなかった)

 

・GRA5P WAVES

「もう進め そう波が(さあ)一緒になら(行こう)いつかの未来掴もう」の掛け合いの部分が出会ってから今までがこうだったのかなという完全にイメージだけど思いました。

あとyou are winderの部分も訳としては「帆を挙げて前に進む人」みたいな感じでそんな部分もそれっぽいなとか思ったり。(なお担当者の英語は万年2なのであまり期待しないで)

というかそもそも企画やってる人全員すごいと個人的に思っていてそこまでのパッション出せるのが羨ましいしなんならしてる時点で飛んでるようなものだと個人的には思っています。

 

これを投げる事自体は予告の時点で決まっていたものの送るまでに色々あった曲。

予告時点では曲をこれにするとしてコメント考えるかとしていたもののいざ投稿フォームを見たら歌詞のURLが必須である事が判明。

かなり新しめの音ゲー曲である都合上歌詞も当然載っていなかったので最速で主催のみくもさんに質問を投げる。

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……最大火力を手放すのもアレだし歌詞耳コピやるか!

そんな感じで昼の12時から歌詞聞き取り開始。

そして思った事が一つ。

思った以上に聞き取り難しい。

VIVID RAYSの「大袈裟だけどその一歩」直後がマジでわからん。「ザソーン ゾーソーン」みたいなのは分かるけど英語本当にわからない。

改めて歌詞聞き取りニキすごいと思う昼頃とか言ってる場合じゃないんだよ曲数上限迫ってるんだよなんで?

そんなこんなで翻訳サイトを使ったり名義が長すぎて1回勝手にリロードが入った時はきれそうになったり頑張って本編枠ギリギリくらいのタイミングで投稿。

そして最終日が始まる頃くらいに本編最後の弱りゆく様を見るかみたいな感じでまったりツイッテャーを見ていたらなぜかDM通知が。

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オイオイオイ死んだわ戯念さん。

前日にみくもさんがEXTRA STAGEみたいな感じで殺されていたのでもしかしたらそういう感じかもしれないと考える。けどこの曲特攻が入るような危険曲でもないとも思っていました。

人は13(12)曲関係性を投げられると死ぬ。覚えた。

 

【夢ソン関係あるか怪しいおまけ】

この2曲がMIXを踏まえた曲ということで実際にやったものがこれら。


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プレイ方法は簡単に説明するとSTANDARDモード(PASELI使用時限定。MIXは1クレ1回のみプレーできる)かPARADISEモード(だいたい200円。MIX2曲プレーできる)のID INPUTから写真左下くらいにあるMIX IDを入力までがプレーまでの流れ。詳しい事は下記URLに。

SOUND VOLTEX VIVID WAVE

ついでに8月30日までならこの2曲がMIX曲として使えるようになるイベントも開催中。デイリー分のみでも4日プレーかPARADISEモード2回で購入できるのでよければぜひ。あと一部地域でチュパカブラとMIXされてるFirestormも余裕があればどうぞ。ところでこれ何の記事だっけ?

 

改めて主催の皆さんお疲れ様でした。弱りゆく様を見るのって楽しいし曲で人を刺すって本当に楽しいものですね。

悲しいことがありました。

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はじめて(の天井)をちとせさんに奪われました。

 

いやおかしくないか初めての天井は担当に捧げるはずだったのになんでこうなったんですか?

言い訳なんですけど70連くらいで川島さんイヴさんが来ていけると思ったんですよ。その結果がご覧の有り様なわけですが。

 

第一正直な話ちとせさんのこと千夜ちゃんほど興味があるわけでもなかったのになんでこうなってるんだよ。これに関してはちとせさんが美しすぎるのが悪い。

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だってこんなお美しい様を見たら引きたくなっちゃうに決まってるのは当然ですね?

あと衣装も本当に良くないと思う。

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その性癖を撃ち抜こうという意思しかない衣装はなんですかちとせさん。

ええ確かに恒常SSRのちとせさん見た時にガードする気のない脚を見てキレましたよ。確かに脚のガードは固くなってますね。そこに関しては認めます。

その分背中と脇とコウモリ(隠語)がふわふわなのはどうなってるんですかちとせさん。どうしてブライダルになってガード値が減ってるんですかね?

 

あと親愛度のやつね。

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ちょっとあなたたち?????

もうちょっとこう……その……気持ちはわかるけど頼むからあなた方自分のこと考えて?

もう何とは言わないけど頬を引っ張らせろ。これは個人的な見解の話だけどちとせさんの頬ってギャグ漫画めいてみょーんって伸びそうだよね。

 

それにしてもブライダルちとせさんは美しいなあ………

【俺からの虹色レター】「アイ」と向き合って、前に。

※基本的に俺からの虹色レターに投稿したものを聞いているという前提で書いています。

 

まず『俺からの虹色レター』とは?という人はこちらから

#俺からの虹色レター 投稿募集記事|みくも|note

 

本放送はこちら(送った音源は1:55:00あたりから)

俺からの虹色レター #俺からの虹色レター - 2020/05/02(土) 20:01開始 - ニコニコ生放送

 

とにもかくにも投稿しました。

そんなわけで投稿するまでにあった色々をここで書いていきます。

 

1.企画発表時

まず最初に聞いたときの感想としては結構気軽に投稿できそうな感じであった。

おそらく元であろう「俺達の少女A」がプレゼン企画であるのに対し、こちらは気持ちの方を優先しちゃってくださいと非常に感情に寄せてよいと最悪暴走しても多分なんとかなるでしょうという見込みであった。

 

そして、そんなこんなで投稿締切前日である土曜日。

原稿は1文字たりともできていなかった。

 

1.文章を構築するということ

そもそも土曜日時点では千夜ちゃんではなく二宮飛鳥で送る予定だった。

ある程度の大枠を組み、時系列で落ちていく様を描く。至っていつものような原稿構築である。

脳内でも読みつつ不自然な流れとならないように原稿を書いていく。そして書き上がり、あとは音源として録音するだけの状況。しかし、何か違和感を感じていた。

 

一番大事な何かが欠けている気がする。

 

それはまるで、実現不可能なコンボを実現しようとして実はデッキの根本が壊れているような感覚であった。

当時はこの壊れているような部分に気づくことがなく、とりあえず明日見直して確かめようということで土曜日は二宮飛鳥の原稿ができたところで終わった。

 

そして締切である日曜日。録音のためにリハーサルで一度通して読む。

そこでようやく、この原稿が抱えていた根本的な問題に気づいた。

 

2.「愛」という感情と向き合って

この原稿の問題点。それは「感情」という圧の不足であった。

最初にも書いたように、今回の環境は気持ちのほうに寄せてくださいとあるように【感情】がぶっちぎりの一強であることが明らかな環境である。

そんな中で冷静に優等生じみた構築でやった所で一強に対する有利は取れていただろうか?

答えは否である。

しかし、明日が平日であるため伝えて0時過ぎ投稿は厳しい。かといってこのまま自分すら誤魔化せていないものを送りたくはない。

 

日曜日昼の12時。

0から書き直す事を決意した。

 

3.「I」と向き合って

書き直すにあたって、送るアイドルから考え直した。

私が最も感情になったアイドル。それは白雪千夜である。確かに二宮飛鳥も一目惚れめいて感情になったアイドルである。しかし、音源として送ったように過程の感情という観点では千夜ちゃんは特異な刺さり方をしたと言ってもいい。

 

そして、最早真っ当に原稿をフルで書いて読むような時間はほぼ存在しない。

すなわち、大枠だけ決めてあとは読みながら細部を適当に調整する。非常に私らしくもない構築ではあるが、これを送らねば後悔する。単なる私のわがままなのはわかりきっているが、そんな気がしていた。

 

二宮飛鳥で送る事を考えていた時、時系列で落ちていく様を書いていた。そのコンセプト自体は問題ない。だが、ほぼ即落ちじみた落ち方をしていたために時系列による変化に乏しかったような気もする。

この点に関しては千夜ちゃんの場合感情の変化は4つに分けられる。それは「予告初見時」「Fascinate」「Unlock Starbeat以前、以後」である。

この辺りは音源や最後に原稿を置くので割愛するが、時系列による千夜ちゃんと千夜ちゃん担当としての私の変化が元々のコンセプトであった。

 

まずはFascinateを見返してどこまで書くかを考えた。そして初期コンセプトの一部は破棄された。

理由は語ったようにFascinateだけで制限時間である3分をあっさりと超えてしまったからである。いや無理だって「白雪ですよばーか」でもうかわいいポイントたくさんあるじゃん?

 

そんなわけで千夜ちゃんの変化はUnlock読んでるしもうわかってるでしょうと信じて私の心情変化に絞って書き終える。

あと話すにあたってなんかいい感じの言い回しとして伊藤敦(まつがん)氏の言い回しやflat工房の解説動画といったような何か惹かれた言い回しを私なりに溶かして盛り込む。

 

そしていざ録音。

「そしてFascinationを見ました。いやFascinateだよ」×5〜6回くらい

「同時ににゃんだかんだ噛んだわ」

「ファッシネイテョンを見ましたテョンって何だよリテイク」(あまりにションと間違えすぎてトを意識した結果)

「ガチャチケットが……だめだなんか違和感ある」(このへんやりながら調整していた)

案の定苦戦する。

それでもなんとか1回フルに録音を完了し、念のため時間を確認する。1分50秒弱。あれ???

もしかしたらもう1エピソード入るのではないか?そんな思いが出てくるも、同時にこれ以上のものが出せる気がしない上に追加すると逆にバランスが崩れてしまうと感じたためこれをPCに送り、音源を投げる。この時点で夜22時30分である。

 

そんな感じで投稿までを終えました。

 

番外.原稿裏話

 

まずは原稿と思わしきものの最終形。

 

千夜ちゃんかわいい(挨拶)
予告での第一印象:なんか刺さりそうな気配
→同時になんだかんだ言ってそこまで刺さらないでしょ
たいていのひどい刺さりかたをするパターンとして視界の外から突然刺しにきて致命傷となる
そう考えると見えている以上突然死ぬような案件ではないと思っていた

Fascinate
→人は感情を豪速球で投げられると感情になって死ぬ
これ単体で3分余裕で超えるので省略すると
とりあえず3話だけでいいから見て千夜ちゃんかわいい

こっれだけ言ってるけどこの時はまだ担当ではなかった(原因:担当これ以上増やしたら追いきれない)
白面の騎士→担当ガチャの時に買ったガチャチケットがたまたま余ってたから回しただけ(出なかった。パレス飛鳥と衣装シナジーがあるという名目上の理由で直後のスカチケでお迎え)
ホワイトロワイヤル→なんか知らんけど気がついたら特訓前後揃ってただけ【モバマス分からん勢向けに解説すると何か知らんけど揃う事は余程運が良くないとないと言っていい。そして私の担当/推し運は逆補正かかってるレベルでクソである。つまりはそういう事。】
以下アンロックまで続く

千夜ちゃん?別に少し気になってるだけで好きでもなんでもない→小学生ムーブ

アンロックスタービート
→もうそろそろ自分に正直になろうで担当が増える

千夜ちゃんかわいい
お前呼びが愛おしい
ああ千夜ちゃんはかわいいのだなあ

 

なんだこれ。

千夜ちゃんかわいい挨拶は初期稿の時はなかったけど千夜ちゃんの第一印象から入るのも違和感があったのでいい感じの挨拶として採用。

めんどくせえムーブは確実に欠かせないので中盤の白面騎士とロワイヤルは当時の感情を思い出しつつ小学生でもやらないムーブを意識。

最後は本来千夜ちゃんかわいいのうたの予定だったけど普段ない赤テンション状態でのリテイクが多すぎて疲れ切ったのでなんか自然に出た「以上です。」で〆。

 

以下少しだけボツになった千夜ちゃんかわいいのうた

Emotionally (感情になるように歌う)

 

ああ千夜ちゃんかわいい
お前呼びが愛おしい
ああ千夜ちゃんはかわいいのだなあ

アア〜〜〜(Lachryma Re:Queen'Mのラスト風に)

 

なんなんすかねこれ?

 

4.おわりに

正直送ってからは結構不安でした。

いざ自分の番になって読まれた後はけっこう好評でまさか3104さんにおかわりで選ばれるとは思いませんでした。いや本当に予想外だった。

そして一度雑音確認のために聞き直した時も思ったけどこのそるずとかいう奴マジめんどくさいな。

あと直後の音源が完全に暴力で笑いすぎてしばらくガチで立てなかった。

そして赤テンションクラスを常時続けると私が死ぬのであの音源の時のテンションは基本ブラジルあたりにいるものだと思ってください。

 

いやあ感情の摂取っていいですね。

【CinderellaVersus】クソデッキ備忘録 「ちとせグロウス」

はじめに

令和最初の4月1日に配信された「CinderellaVersus」。
CPU戦オンリーながら配信初日にしてデレステプレイヤーと同じくらいのプレイヤーがいるとも言われているこのカードゲームは、すでに《あんきらコントロール》や《スーサイドヘレン》、《エモアグロ》といったデッキが生み出され、デッキレシピが洗練されつつある。
しかし、まだ開拓されていない未開地(フロンティア)は存在する。
誰かの後を追いかけてもデッキビルディングの王子様はそこにはいない。
1人のデッキビルダーがバックパックに希望とロマンを詰めて旅立つデッキ構築、始まります。

1.火力を求めて

先に挙げた3つのデッキに共通する特徴として、明確な1枚のフィニッシャーが存在する点がある。
例えば《あんきらコントロール》における最大火力90でゲージをひっくり返す諸星きらり、《スーサイドヘレン》における劣勢時に基礎アピールを33上昇させるヘレン、《エモアグロ》における藤本里奈などのようなアピール低下デメリットを持つ低コスト高パワーアイドル。
すなわち、このゲームの構築において重要なのは『フィニッシャーの明確化』であると考えられる。
そこで今回フィニッシャーに据えるアイドルとしてこのアイドルを選んだ。
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黒崎ちとせである。
2コストアピール1ながらアピール成功で基礎アピール値を6上昇とユニット補正の低さを考慮しても申し分ないパワーを持つ。1度アピールを通せばアピール値7と序盤であればほぼ止まらない性能、かつ基礎アピール上昇であるため重ねがけが可能である点も見逃せない。
となれば必然、デッキビルダーとしては試したくなることが存在する。
それは『黒崎ちとせのアピールをどこまで伸ばせるか』である。
無論、間違いなく先にエモ値が100になってしまうため諸星きらりの90点砲を超えられるとは到底思っていない。
それでもやる理由としては黒崎ちとせの儚さと閃光めいた輝きに由来する。
本線から外れるため経歴に関しては省略するがその儚さから放たれる高アピール値という輝き。それに魅了されない者がはたしているだろうか。少なくとも筆者は魅了された。
という訳で次項からはデッキレシピについて解説していく。

2.ちとせグロウス

先にデッキレシピを載せる。
左から順にアピール値/コスト 名前 効果としている。

メインデッキ 20
1/2 黒崎ちとせ アピール成功時基礎アピール+6
0/2 クラリス  次のアイドルアピール+5
0/2 久川颯   次のアイドルアピール+6
0/2 梅木音葉  次のアイドルアピール+5
0/2 荒木比奈  次のアイドルアピール+5
2/2 望月聖   アピール成功時PP+5
0/2 南条光   次のアイドルアピール+5
0/2 愛野渚   次のアイドルアピール+5
2/2 西島櫂   アピール成功時PP+5
0/3 白雪千夜  次のアイドルアピール+8
3/3 月宮雅   アピール成功時PP+7
3/3 和久井留美 アピール成功時PP+7
3/3 相馬夏美  アピール成功時PP+7
3/3 小関麗奈  アピール成功時PP+7
0/4 池袋秋葉  次のアイドルアピール+10
3/5 小早川紗枝 Cuアイドルのアピール+2
1/5 松原早耶  Cuアイドルの基礎アピール+1
1/5 前川みく  Cuアイドルの基礎アピール+1
0/6 柳清良   自分アイドルのアピール+2
0/10 三好紗南  アピール成功時PP+37

サイドボード 0



まず最大火力となる組み合わせは以下の編成となる。
黒崎ちとせ(池袋秋葉バフ+10)+小早川紗枝(Cuバフ+2)+柳清良(全バフ+2)+白雪千夜によるVelvet Roseユニット(+1)

これを最大火力を出せるギリギリまで温存する必要があるため、一度に揃えようとした場合必要PPは20となる。かつ5人ユニットであるため枠の開放に追加で15必要となり実質PP35が必要になる。さすがにこれだけのPPを貯めるには4~5ターンかつ3人以上のアイドルが必要に
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なりませんでした。
10コストアピール0と条件は重いが1度アピールを通せばPP+37と先ほど書いたPP問題を1枚で解決できてしまう。実際に三好紗南はコントロールデッキのフィニッシャーに繋げるアイドルとして枠を取っていることが多い。
また、初手2コストアピール上昇+3コストPP加速から2シャッフル内で三好紗南を探してアピール上昇を付与してからの3ターン目PP42は高コストを並べるデッキのブン回りムーブとして非常に有名である。さながらシンデレラバーサス界のウルザランドと言っても過言ではない。

また、黒崎ちとせのアピール値を早く上げるため松原早那、前川みくの基礎アピールバフ二人を採用した。
ここで注意してほしいのがこの二人にもそれぞれアピールバフがかかるためうっかり普通に勝ってしまう事があるためそこは計算で何とかしよう。

3.実践編

今回は高火力を追求するため双葉杏の効果による自分自身のエモ値上昇を抑えられる、エモ値減少効果を使ってくるアイドルがいるため黒崎ちとせのアピール回数を増やす事ができる2点からシャドウ双葉杏を対戦相手とした。
その結果が以下の通りである。
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曲バフ次第では2点追加で伸びたが流石に辛いので妥協してなおアピール値51と1発で半分のエモ値を稼ぐことができた。

よくわかるQ&A
双葉杏が見えた場合はどうすればいいですか?
合わせられないことを祈りましょう。一応1か2人目に置かれることが多いためその辺を避ければ通るはず。

・なんかエモ値上昇させられたんだけど
そんな日もあります。

・三好紗南を引かない場合はどうすればよいですか?
最悪地道にアピールしてPPを稼ぎましょう。あと普段の徳とかを高めておくことがこのデッキでは重要です。

・ヘレンさんとかきらり砲でよくない?
わからなくもない。

おわりに

多分Velvet Roseで序盤に並べつつアピール値を高めるのが本来の想定だと思います。対面によっては基礎アピール上昇の2人を相手のエモ値減少に変えた方がいいかもしれません。



………………続くの?

小日向ちゃんアイプロ2枚取り備忘録

人は何故担当アイドル(いわゆる推しである)の上位イベントを走るのだろうか?

事実上の祭りであるから?そうでもあるだろう。己の力を誇示するため?それも存在するだろう。ガチャに担当が来てその副産物で走れそうだから?そういった者も中にはいるだろう。

そしてその質問に対して私はこう答える。

「自分自身の意地を守るためである」と。 

 

 

1.始まりは突然に

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『その日』は突然やってきた。

モバマス初の上位報酬小日向ちゃん。しかも備蓄が一切効かないアイドルプロデュースである。

なおこちらが前日のツイート。

なにやってんだこいつ。

説明するとおでかけだしお散歩読みで藍子ちゃんだろうと思ってたんです。はい。あとアイプロ走りたくなかった

しかし来てしまったものは仕方ないので副産物のイベントアイテム補充も兼ねて月末ガチャを回す。

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そして周子を引いたのでパワー(いわゆる特攻)持ち全フリートレードにはならずに済んだ。

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そんな中でこのフリトレ欄はこの後の壮絶な戦いを予感させるには十分であった。なんでメダルSRがスタ10とか付いてるんですか?(本来相場はスタ1か2程度である)

フォロワーとのフリトレ邂逅や34(みほ)期SSSを†俺は辞退する†したりパーノゥを踏む合間にトレードをした結果編成はこんな感じに。

中間まではレッスンptを2人目分まで稼ぎつつ後半本気を出していく、そんな作戦で立ち回っていこうと考えていた。しかし、TLを見て確認したら温存などを考えている場合ではなかった。

中間報酬あずきちゃんである。

正直なところわりとあずきちゃん好きです。もしもあずきちゃんと小日向ちゃんの会う順番が逆だったならあずきちゃん担当であったかもしれない、そんなくらいには好きである。(担当でない理由はキャパシティの都合。少なくとも分割できるのは3人が限度なのだ)

ここで予定変更。アニバ中間飛鳥ではそうあろうとしたものの叶わなかった事である「スタドリとアイテム全てを投げ打って限界まで行く」という事。少なくとも中間300位は狙いたい事。そして小日向ちゃんアイプロである以上前回ボーダーからの予測はほぼ不可能と考えてもいいという事。

つまり作戦としてはこうである。

1.前半は原則スタ走り、上田しゃんランクアップ後はエピコミュでナチュラルパーフェクト(アイテム未使用でパーフェクト)が出たらアイテムを使う走りを時間いっぱい使う。

2.後半はとにかくガンガンいこうぜ

3.お得ショップは150/3個と300/7個は毎日買う。1回限定は300/10個を買いつつ他はアイテム消費を見て判断

最早作戦もクソもないがそれしかなかった。

かくして、戦いの幕は上がった。

 

そしてマキノさんに殺された。

いやだってうつくしすぎるでしょバグか???


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かわいいだ。

そんなこんなで初日の順位は301位。中間すら漏れてるが本番は土日なので問題ないしそもそもこの頃は2枚取るとは考えていなかったのだ。

土日については横になって半寝でやっていると今回の月末コンセプトも相まって上田しゃんがブライダル衣装に見えてくるという死ぬほどどうでもいい収穫を得つつ188位まで上昇。

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見えてこない?見えない?そうか多分疲れてたのか………………

あと不具合で本来のだいたい0.8倍くらいのポイントになっていたとのこと。ボーダーもクソもない初イベアタポン、初代SSS丸かぶりのラブレター、後半倍速がgrooveイベントで初めて導入されたツインテールの風、そして正月と面子補正も相まってボーダーが完全に壊れたpaletteなど小日向ちゃん本当にボーダーがあてにならないな?

この段階で2枚貰えるラインである200位以内の欲が出てくる。平日の伸び次第では普通に狙えるとこの時までは思っていた。

 

しかし、退く時は早急に退け。その事をお絵描き勇者ツアーの中間飛鳥の際に思い知らされた。

この頃はイベントの走り方も当日に調べ、ボーダーギリギリだけどいけると勘違いして結局諦めるのが中間最終日の午後になった。

そのショックからか2週間くらい触りすらできなかった苦い思い出がある。今思えば走り方も当日調べ、ボーダーも下ブレすればいけると慢心に慢心を重ねてフラグを乱立させた負けるべくして負けた戦いであった。

 

だからこそ。平日の伸びを見て諦めるなら早急に1枚取りに切り替える決心をした。

 

2.Force of will

そんなこんなで中間の結果はこうなった。

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そして決断の時だ。一般的に1枚取ることができる2000位範囲であるならば中間で300位以内なら入ることはほぼ確定と言われている。

もし1枚でいいのならばパワー持ちをすぐにトレードに出しスタドリの損を抑えることができる。あとのんびり楽しめる

しかし2枚取りに行くのであれば最大効率の場所が解放されたためにボーダー上昇量はさらに苛烈に、かつアイテム量やラスト2日が土日である点を考慮すれば最終日ギリギリまで駆ける必要がある。

この場合アイプロ終了後のパワー持ちは大きく値下がりを起こすため、スタドリの大損は避けられない。


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迷うことなく2枚取りを決心した。

そもそも初日の時点で「アイテム全てを投げ打ってでもいける所まで行く」と決めたのに何を迷うことがあるだろうか。さらに考えれば通常アイテムとはいえ1枚あたり肉を3個入手できるプラチナガチャチケットも十分に残っている。

つまりこれは蛮勇などではなく勝算がある上での戦いであった。あの時までは。

それはそれとして私は死んだ。

 

3.プラチケ使用禁止令

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連続イベントランナーが決定してしまった。

しかし、次回イベントはトークバトルショーと今回のイベントとは違い専用アイテムの備蓄が効くため本来ならそこまで大きな問題にはならない。そう、アイテムの備蓄があるならば。

簡単にまとめるならば前回の上位報酬があずきちゃんで貯めていたアイテムが吹き飛んだ。
しかも『どうせ連続上位ランニングとかそうそうないし1/6アイテム使い切るか』などと言い出した結果この有様である。

ただでさえ今回のイベントは備蓄ができないためリアルマネーに頼らざるを得ない部分も非常に多く、トークでの買い足しは極力避けたい。

すなわち、財布負荷なしにアイテム補充が可能なプラチケを温存せざるを得なくなってしまったのである。

そんな事や200位ボーダーがわからなくなったりお気持ちという名の一周回って達しきったような小日向ちゃん怪文書などを眺めつつ金曜日時点の順位。

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そして残り2日にして長い2日間が幕を開けた。

(余談だが平日の昼飯がwifiのために1週間パン続きだったのでだいぶパンに飽きたのはここだけの話だ)

4.終止線の彼方へ

土曜日は非常にさわやかな朝であった。

このツイートの前に1回午前4時に目が覚めたものの冷静に考えて明日の体調やら仮眠という名の爆睡をやらかすよりはいいと考え二度寝。7時過ぎに起床したら15位くらい下がっていた。

とりあえずごはんとか食べてアイプロを走る。

ひたすら走ってふと時計を見るとまだ午前10時。動画見ながらですら長いと感じる約2時間である。

その後はおひる食べて世紀末武闘会も最後まで見終わったのでRTA垂れ流しに移行。せっかくなので年末の奇ゲー珍ゲー地帯を流す。

壺は絵面に爽快感がありいい感じのリフレッシュに。海産物は少々ちのうの低下を引き起こしたもののわりと真っ当なSTGなので問題はなし。野生動物のレースは……うん。初見だったら完全に死んでた。何回見てもわかんねえよあの絵面。

からの年末年始の魔物ことプニキ。聞き慣れたいつものBGMとSE。安心と信頼のロビン。確かにこれが2時間とかだったら放送事故だったかもしれない。いやこれなんで当時リアタイしたんだろう。しっかり見てるぶんには面白いからだと思う。多分。走りたくないけど今度走るときはデビルマンでも見ようと思う。

得た教訓としては走る際は動画とか見ながらがいいとは言われるが気が紛れるものなどある程度は選んだ方がいい気がした。

そんなこんなありつつ最終日前の状況がこれ。f:id:sorzmg:20190613184330p:image

不具合もあるし1.7億稼げば安全だろう。そんな風に思っていた時期が私にもありました。

なんでボーダーのヤバかったほぼ日程同じのロシアアイプロの1.3倍くらいになってるんですか不具合いつのまに修正されたんですか???

正直日曜日は卓ゲ会に行く都合上全日走りは不可能。伸びを考えれば2.5億でも普通に落ちうる状況である。

それでも2枚取りをしなければならない気がした。もはや損得とか担当としての何かではなく、ただただ単純に「全てを使い果たしてでもいけるところまで行く」という初日の誓いを破りたくないという意地だけが残っていた。

だから、冒頭の質問に正確にはこう答える。

「担当としての何かではなく、自分自身の意地を守るためである」と。

 

 

 

 

 

………………などといったことは半分くらい後付けで実際はそんなこと考えてる暇があるなら淡々と走ってます日曜日の準備も残ってるんだよバカヤロウコノヤロウ。

身内クソ雑談通話で時速300万出して順位が落ちたことをネタに昇華しつつ卓ゲ会の準備も終えて25時前に寝る時の状況がこちら。

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そんな感じでアイプロ最終日を迎えたのであった。

 

非常にさわやかな朝であった。

いやなんで6時間も寝てないのに20位も落ちてんだよ君たち寝なさいなどといった感情を抱きつつ外出準備。

現在状況をまとめるとアイプロ2枚を逃しても敗北、しかして卓ゲ会を楽しめないのもまた事実上の敗北。そして今回は昼を食べてからのスタート。距離を考えれば家で食べても到着時には腹が減ってそうな時間帯である。

『じゃあ朝マックあたりならwifiもあるしつよいのでは?』

『それだ』

というわけで早めに着いて食いつつ走る。パンケーキ風味なのも幸いしてサンドイッチとは違う感覚で食べられたありがたみ…………

そんなこんなで卓ゲ会。会って最速でアイプロの心配をされたのはともかくとしてだいたい右手力で解決されたりクソ偉人が誕生したり極限の一発ネタゲーをプレイ未遂したりなどありこの日の第2条件は勝利といってもいい。

けど正直一番助かったのはちょいちょいあった休憩20分は本当にありがたかったです割とマジで本当にすいませんありがとうございます。

そんなこんなでその後の暗黒ではない飲みでアイプロ終わるの寂しいなあbot化しつつ帰宅。もちろん帰宅の道中もイベントを走る。

 

そしてイベント終了2時間前で2500万差。通常のイベントであればほぼ逃げ切りの差ではあるがアイプロでは下手をすれば覆される差である。

簡単に説明するとスペシャルコミュをアイテム使用でパーフェクトを5回出す。これによって発生するエピソードコミュで同じくアイテムを使いパーフェクトを5回出す。時速ではおそらく一番高い手段であるこの方法ではだいたい2〜3分で100万ポイントを稼ぐことができてしまう。

しかもこのポイントはそこまで編成を強くしていない筆者の編成で出るスコアであり実際にこの走り方をガチでやった場合それ以上のものが容易に出ることが予想される。

問題点としては課金アイテムである高級肉の消費が激しい事だがこの時点でロシアアイプロのボーダー1.4倍である事、そして例外続きのこの状況は最悪を恐れるには十分であった。

だからこそここまでアイテムを温存していた。

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残り1時間で2200万差、そしてこのアイテム量なら覆されることはまずない。むしろ持ち越せないアイテム余りを恐れる状況である。

別イベントで最後の伸びを見誤った故に最終順位で爆死した過去があった。

『爆死の4割はボーダー見切りの読み違いによるもの』とは誰が言ったか。多分誰も言ってない気がするが最後まで走りきることは非常に重要である。マジで。

 

6月9日23時00分。

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長い戦いは終わった。

イベントが終わったら買った薄い本(健全)を読もうとしたが本当に疲れたので風呂入って布団に。あと小日向ちゃんdiscordの小日向ちゃんで小日向ちゃんしたら小日向ちゃんが連鎖した。何を言ってるかわからない?いやなんだろうなこれ……

 

 

そして最後までしっかりデス数が増えた。

 

5.小さな日に向かふは美しき穂

半分疲れた状態でおしごとをしながら昼休みにランキングを確認。

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2枚取れた実感が湧かずプレゼントボックスを見る。

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確かに2枚取りを走りきった。そして心の底から言えることがある。

 

 

もうアイプロ2枚取りとかやらねえ。

 

この後小日向ちゃんで無限に死んだのはもう言うまでもないだろう。

 

 

 

 

6.おわりに

結局のところ2枚取りするより1枚取ってもう1枚はトレードで確保するのが間違いなく楽です。はい。

ならば人はなぜ茨の道を行くのか?正直走った私にもわからない。けどなんだかんだで楽しい……………たの…………………………………楽しくないわけじゃなかったよ!

あとイベントを走る際は自身の戦力とかを見て余裕のある範囲で頑張ろう。これ一番大事。

 

 

最後に今回の小日向ちゃんアイプロを走って思ったことについて。

 

小日向ちゃんの濡れ透けが見たい。

 

おわり

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ここからは現実に帰ります。よろしいですね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ.リアルマネーとかアイテム消耗量

リアルマネー:約25000円

内訳

高級肉3個/150コインと7個/300コインを各日最大値購入で1050×9=9450

初日限定の10個/300コイン

1回限定のエナドリ10+高級肉30を前後半1セット購入で2000×2=4000

ラストスパートセットの高級肉20/1000コインを限度いっぱい3セットで1000×3=3000

月末ガチャ5step+副産物に高級肉15個が付いてくる10連3000コインを1回で5550+3000=8550

 

マイスタミナドリンク消費量:マイスタハーフ2114本、マイスタ235本

マイスタミナドリンク換算で1292本(メダルからの入手、過去アイプロのプレゼントアイテムの消費を考慮していないため実際はこれより多い)

プラチケ消費量:231枚(開始前420-終了時189)

生スタドリ減少量:948(パワー分)+375(小日向ちゃん3枚目)

内訳

メダルあかりんご:特訓前2枚でスタ13、終了後も抱える

月末マリアージュ唯:特訓前2枚でスタ875、特訓してスタ580で手放す(差分295)

月末奇しき縁周子:1枚自引き、スタ260で1枚入手。戦力も兼ねて抱える

ともだちたくさん仁奈:特訓後スタ520迎え、スタ140で手放す(差分380)

上位小日向ちゃん3枚目:スタ375でお迎え。当初はそんな予定はなかったけど次のイベントも走るなら実質迎え得だったからつい……

 

本当におわり。