そるずのブログ

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【FGO】のんびりクソ編成-1 『月ミッドレンジ』

※この記事は伊藤敦氏の記事『だらだらクソデッキ』リスペクトのもと執筆しているため該当記事の影響を大きく受けています。


夏とは、クソ編成の季節である。

いきなり何を言っているんだとかもう秋だろなどと思うかもしれないが、どうか落ち着いてほしい。
ここで編成を組む上での例を出しながら説明しよう。

「イベントでできるだけボーナスを確保したい」
「3ターン周回をしたい」
「強敵がいるのでそれを礼呪なしで倒したい」
「特定のサーヴァントを活躍させたい」
どんな編成を組む上でも重要なのは上記のような『コンセプト』である。

「等倍相性で攻撃する必要が出てくる」
「毎wave1ターンキルするために必要な火力の確保」
「相手の特性、大技に対する対処手段」
「該当サーヴァントができない、足りない事」
そして、これを叶えるうえで浮上してくるのが『課題』であり、この課題を解決したものが編成として結果的に残る。

その上で水着サーヴァントを見ると「相性不利でも死なずに星を配る」マリー・アントワネット、「申し訳程度のデメリットと引き換えに強力なバフ、デバフを使える」フランケンシュタインなどのようにコンセプトの核、課題に対する回答の一つとして挙げやすい点がある。
この事から筆者は「夏はクソ編成の季節」と称している。

ならばやるしかない。ジョニーの理想を叶えることができるあのサーヴァントで編成を組むという事を。

1.構想編

という訳で今回は水着BBを取り上げる。
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今回取り上げた理由はシンプルに第3スキル『無貌の月』を使いたい、ただそれだけである。
このスキルを説明すると長々と書いてあるがこれを使ったターン含め3ターン(実質2ターン先まで)手札が同じになっておまけでスターも3ターン獲得できる。すなわち本来なら3ターンに使えるサーヴァント1騎の宝具を除いたコマンドカードが5枚であるにも関わらず最大9枚使用できる。
また、近年よく見られる3ターンに1枚しか使えないがその1枚が高性能なコマンドカード、コマンドコードを付与したコマンドカードも3回利用できるようになる。これを利用したのが下の動画である。


このように、ワイバーン相手とはいえサマー・ガルパニズム6、未凸ペインティング・サマーで容易に3ターン宝具連打ができてしまった。
また、宝具も「チャージ減以外のデバフが消えた代わりにある程度火力が出てB始動が可能な石兵八陣」とも言えるため耐久における『宝具を撃つのは良いが非ダメージ宝具しかないため戦闘が非常に長引く』といった問題も防止でき動画にもやさしい。

次項では実際の編成に投入する上で解決するべき課題について考える。

2.編成編

実際に編成に組み込む上での課題は以下の通りである。
・HP回復手段がない
・ほぼ等倍前提のため自己改造込みでも火力が不足しやすい
・宝具などの大技回避手段が複合スキルの回避(1回・3ターン)のみ
・『無貌の月』で固定したいコマンドカード

これらの問題を解決、あるいは無視できるだけの編成条件が必要となる。
今回は高難易度「8Days,Grand Finale!」を攻略対象として編成するためこれらの課題をどのように満たすか考えていく。
対象クエストにおける難所としては前半の織田信長、エレナ、フラン、ニトクリスを迅速に倒していくことが必要となる。
その理由として信長はブレイク直後の特殊スキルで問答無用のチャージ最大からの宝具、エレナはチャージ3の宝具に加えこの二人は全体チャージ増加による事故率の増加、フランは強化解除スキルによる「無貌の月を利用したカード固定戦術」というコンセプトを崩壊させられるリスク、ニトクリスはブレイク時1ターン回避付与+自身タゲ集中による事実上の攻撃封鎖といった戦線を崩されやすい要素が多い。幸い後半4人はこれほど致命的な要素が少ないため後半については試行回数で押し通せると判断した。
そして生まれたのがこの編成である。
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補足:ネロにはアーツ1枚に「勝利の兵装」をセット
この構成としてはHP回復手段はマスター礼装とジャンヌ宝具で、火力は皇帝特権込みのネロもしくは自己改造付きのBBが担い、宝具回避はチャージ調整を行いながらジャンヌ宝具で無敵回避、固定したいコマンドカードはジャンヌとネロのアーツを含んだアーツチェインである。ジャンヌの問題点としてチェイン不可かつ自身のアーツ2枚といった状況になると宝具が間に合わず事故を起こしやすいといった問題点をBBの宝具およびスキルで解決している。さらにマスタースキルの回復をBB専用に使用するためにネロ(剣)を採用した。
後衛は事故で落ちた際の回避手段である小太郎、立て直しの魔性アンデルセン、クリティカル火力のために必要な星生みの呪腕のハサンを採用した。
これはどう見ても盤石な布陣としか見えない。いざ高難易度へ!

そしてボコボコにされて帰ってきた。

3.編成編 Lap2

勘のいい読者ならもうお気づきであろう。
先ほどの編成は『BBを運用する上での問題』は確かに解決していた。
改めて解決するべき課題を見てみよう。

これらの問題を解決、あるいは無視できるだけの編成条件が必要となる。
今回は高難易度「8Days,Grand Finale!」を攻略対象として編成するためこれらの課題をどのように満たすか考えていく。
対象クエストにおける難所としては前半の織田信長、エレナ、フラン、ニトクリスを迅速に倒していくことが必要となる。
その理由として信長はブレイク直後の特殊スキルで問答無用のチャージ最大からの宝具、エレナはチャージ3の宝具に加えこの二人は全体チャージ増加による事故率の増加、フランは強化解除スキルによる「無貌の月を利用したカード固定戦術」というコンセプトを崩壊させられるリスク、ニトクリスはブレイク時1ターン回避付与+自身タゲ集中による事実上の攻撃封鎖といった戦線を崩されやすい要素が多い。

チャージ最大からの宝具はタイミング調整さえ間違えなければ問題ない。フランも皇帝特権を乗せられればまあ問題はないとしよう。しかし、残り二つに関しては問題外である。
「弓相手は不利だけど等倍のBBもいる。ニトクリスも割るタイミングを間違えなければ倒しきれるだろう」などという甘えがアウトだったか、撮影になるとなぜかチャージ増加スキルをジャンヌ宝具が間に合わないタイミングで使用し早期にプランが崩壊する事態が頻発した。
この編成を調整する段階で必要なのは「必要な能力から逆算する」ことである。

この時必要なのは以下の条件を満たすサーヴァントである。
・必中もしくは無敵貫通を持っている
・セイバーもしくはライダーでない事。理想はランサーかキャスター

しかしそんな都合のいいサーヴァントなんているわけが
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いた。
しかもマグス対象自身で最大攻バフ80%と等倍相手に対する打点まで持ち合わせている。後半はライダー2人と不利な相手が出てくるがその時は倒れて4番目と交代すれば問題ない。改めて固定したいカードを考えた結果、このような編成になった。
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序盤はネロ(術)の火力による早期制圧からのチャージ事故の防止、後半はわざと倒れてからのネロ(剣)の単体での強さで押し倒す。イシュタルブレイク前がアーチャーであるもののHPが低いためエレナのような問題は起きないと判断した。
4.実践編
実際に運用したのが以下の動画である。

BB倒れてるじゃねーか!と思う方もいるが本来はネロとBBのシナジーを考えていたので諦めてほしい。

5.反省編

これジャンヌの強いパワーで解決してねえ?
いや実際有用なのがスキルは強いがカードが貧弱な低レアのカードを選ばずに済むという点だけどこりゃどうなんだ。
あと編成コストが高いのも辛い。自前で揃えたら56コストってマスターレベル140でも半分持ってかれるぞ。

しかし編成構築を言語化しようとするとこうも長くなるのか。そもそも次回のネタが思いつくのか。
まあそのあたりの細かい事は未来に任せることとしよう。




…………続くの?