そるずのブログ

140文字に収まりきらないなんかを書いたりする

【俺からの虹色レター】「アイ」と向き合って、前に。

※基本的に俺からの虹色レターに投稿したものを聞いているという前提で書いています。

 

まず『俺からの虹色レター』とは?という人はこちらから

#俺からの虹色レター 投稿募集記事|みくも|note

 

本放送はこちら(送った音源は1:55:00あたりから)

俺からの虹色レター #俺からの虹色レター - 2020/05/02(土) 20:01開始 - ニコニコ生放送

 

とにもかくにも投稿しました。

そんなわけで投稿するまでにあった色々をここで書いていきます。

 

1.企画発表時

まず最初に聞いたときの感想としては結構気軽に投稿できそうな感じであった。

おそらく元であろう「俺達の少女A」がプレゼン企画であるのに対し、こちらは気持ちの方を優先しちゃってくださいと非常に感情に寄せてよいと最悪暴走しても多分なんとかなるでしょうという見込みであった。

 

そして、そんなこんなで投稿締切前日である土曜日。

原稿は1文字たりともできていなかった。

 

1.文章を構築するということ

そもそも土曜日時点では千夜ちゃんではなく二宮飛鳥で送る予定だった。

ある程度の大枠を組み、時系列で落ちていく様を描く。至っていつものような原稿構築である。

脳内でも読みつつ不自然な流れとならないように原稿を書いていく。そして書き上がり、あとは音源として録音するだけの状況。しかし、何か違和感を感じていた。

 

一番大事な何かが欠けている気がする。

 

それはまるで、実現不可能なコンボを実現しようとして実はデッキの根本が壊れているような感覚であった。

当時はこの壊れているような部分に気づくことがなく、とりあえず明日見直して確かめようということで土曜日は二宮飛鳥の原稿ができたところで終わった。

 

そして締切である日曜日。録音のためにリハーサルで一度通して読む。

そこでようやく、この原稿が抱えていた根本的な問題に気づいた。

 

2.「愛」という感情と向き合って

この原稿の問題点。それは「感情」という圧の不足であった。

最初にも書いたように、今回の環境は気持ちのほうに寄せてくださいとあるように【感情】がぶっちぎりの一強であることが明らかな環境である。

そんな中で冷静に優等生じみた構築でやった所で一強に対する有利は取れていただろうか?

答えは否である。

しかし、明日が平日であるため伝えて0時過ぎ投稿は厳しい。かといってこのまま自分すら誤魔化せていないものを送りたくはない。

 

日曜日昼の12時。

0から書き直す事を決意した。

 

3.「I」と向き合って

書き直すにあたって、送るアイドルから考え直した。

私が最も感情になったアイドル。それは白雪千夜である。確かに二宮飛鳥も一目惚れめいて感情になったアイドルである。しかし、音源として送ったように過程の感情という観点では千夜ちゃんは特異な刺さり方をしたと言ってもいい。

 

そして、最早真っ当に原稿をフルで書いて読むような時間はほぼ存在しない。

すなわち、大枠だけ決めてあとは読みながら細部を適当に調整する。非常に私らしくもない構築ではあるが、これを送らねば後悔する。単なる私のわがままなのはわかりきっているが、そんな気がしていた。

 

二宮飛鳥で送る事を考えていた時、時系列で落ちていく様を書いていた。そのコンセプト自体は問題ない。だが、ほぼ即落ちじみた落ち方をしていたために時系列による変化に乏しかったような気もする。

この点に関しては千夜ちゃんの場合感情の変化は4つに分けられる。それは「予告初見時」「Fascinate」「Unlock Starbeat以前、以後」である。

この辺りは音源や最後に原稿を置くので割愛するが、時系列による千夜ちゃんと千夜ちゃん担当としての私の変化が元々のコンセプトであった。

 

まずはFascinateを見返してどこまで書くかを考えた。そして初期コンセプトの一部は破棄された。

理由は語ったようにFascinateだけで制限時間である3分をあっさりと超えてしまったからである。いや無理だって「白雪ですよばーか」でもうかわいいポイントたくさんあるじゃん?

 

そんなわけで千夜ちゃんの変化はUnlock読んでるしもうわかってるでしょうと信じて私の心情変化に絞って書き終える。

あと話すにあたってなんかいい感じの言い回しとして伊藤敦(まつがん)氏の言い回しやflat工房の解説動画といったような何か惹かれた言い回しを私なりに溶かして盛り込む。

 

そしていざ録音。

「そしてFascinationを見ました。いやFascinateだよ」×5〜6回くらい

「同時ににゃんだかんだ噛んだわ」

「ファッシネイテョンを見ましたテョンって何だよリテイク」(あまりにションと間違えすぎてトを意識した結果)

「ガチャチケットが……だめだなんか違和感ある」(このへんやりながら調整していた)

案の定苦戦する。

それでもなんとか1回フルに録音を完了し、念のため時間を確認する。1分50秒弱。あれ???

もしかしたらもう1エピソード入るのではないか?そんな思いが出てくるも、同時にこれ以上のものが出せる気がしない上に追加すると逆にバランスが崩れてしまうと感じたためこれをPCに送り、音源を投げる。この時点で夜22時30分である。

 

そんな感じで投稿までを終えました。

 

番外.原稿裏話

 

まずは原稿と思わしきものの最終形。

 

千夜ちゃんかわいい(挨拶)
予告での第一印象:なんか刺さりそうな気配
→同時になんだかんだ言ってそこまで刺さらないでしょ
たいていのひどい刺さりかたをするパターンとして視界の外から突然刺しにきて致命傷となる
そう考えると見えている以上突然死ぬような案件ではないと思っていた

Fascinate
→人は感情を豪速球で投げられると感情になって死ぬ
これ単体で3分余裕で超えるので省略すると
とりあえず3話だけでいいから見て千夜ちゃんかわいい

こっれだけ言ってるけどこの時はまだ担当ではなかった(原因:担当これ以上増やしたら追いきれない)
白面の騎士→担当ガチャの時に買ったガチャチケットがたまたま余ってたから回しただけ(出なかった。パレス飛鳥と衣装シナジーがあるという名目上の理由で直後のスカチケでお迎え)
ホワイトロワイヤル→なんか知らんけど気がついたら特訓前後揃ってただけ【モバマス分からん勢向けに解説すると何か知らんけど揃う事は余程運が良くないとないと言っていい。そして私の担当/推し運は逆補正かかってるレベルでクソである。つまりはそういう事。】
以下アンロックまで続く

千夜ちゃん?別に少し気になってるだけで好きでもなんでもない→小学生ムーブ

アンロックスタービート
→もうそろそろ自分に正直になろうで担当が増える

千夜ちゃんかわいい
お前呼びが愛おしい
ああ千夜ちゃんはかわいいのだなあ

 

なんだこれ。

千夜ちゃんかわいい挨拶は初期稿の時はなかったけど千夜ちゃんの第一印象から入るのも違和感があったのでいい感じの挨拶として採用。

めんどくせえムーブは確実に欠かせないので中盤の白面騎士とロワイヤルは当時の感情を思い出しつつ小学生でもやらないムーブを意識。

最後は本来千夜ちゃんかわいいのうたの予定だったけど普段ない赤テンション状態でのリテイクが多すぎて疲れ切ったのでなんか自然に出た「以上です。」で〆。

 

以下少しだけボツになった千夜ちゃんかわいいのうた

Emotionally (感情になるように歌う)

 

ああ千夜ちゃんかわいい
お前呼びが愛おしい
ああ千夜ちゃんはかわいいのだなあ

アア〜〜〜(Lachryma Re:Queen'Mのラスト風に)

 

なんなんすかねこれ?

 

4.おわりに

正直送ってからは結構不安でした。

いざ自分の番になって読まれた後はけっこう好評でまさか3104さんにおかわりで選ばれるとは思いませんでした。いや本当に予想外だった。

そして一度雑音確認のために聞き直した時も思ったけどこのそるずとかいう奴マジめんどくさいな。

あと直後の音源が完全に暴力で笑いすぎてしばらくガチで立てなかった。

そして赤テンションクラスを常時続けると私が死ぬのであの音源の時のテンションは基本ブラジルあたりにいるものだと思ってください。

 

いやあ感情の摂取っていいですね。